寂しいな 三朝そば [お店]
もう、ひと月ぐらい前になりますが散歩の途中偶然三朝そばの奥さんさんと会いました。
「こんちは。あっ、お店、、、、、」
「ああ、おにいさん、、、」
(うぅ、、、まだおにいさんか、、、嬉しいんだかはずかしいんだか)
「それが、去年の暮れにおとうさんがなくなってねぇ。今までね、どうもありがとうね。おにいさん」
「あ、そうだったんですか。こちらこそいろいろお世話になりました。ちょっと前からシャッター閉まってるからどうしたのかなと思ってたんですけど」
何せ昼間3時までしかやっていないので僕も昼の営業がちょっと延びちゃうと行けませんし、定休日以外でもしまっていることがあるので何度かふられても気にしていませんでしたが、ここのところは営業をしているところを見たかとがなかったのです。
以前の記事にも書いたのですが、古谷一行さんもおそばが好きなようでこちらのお店でよく会いました。
その古谷さんが体調を崩して舞台を降板したというニュースが出て奥さんと「大丈夫かしらねぇ」と話したのがやっぱり十一月ぐらいだったか、それがおそばを食べたのが最後でした。
三朝そばの「おにいさん」、鳥平の「おにいちゃん」、両方ともなくなってしまいました。
まあ、もっとも白髪も出てきて老眼鏡を使ってる身には少々照れくさかったですが、、、
そういえば鳥平がなくなって二年ほどたちますが、なかなか新しい行きつけの焼鳥屋さんてできるものじゃないですね。
わかりました。
結局、「それ」じゃなかったら駄目なんですね。
代わりはない。
そういうことなんですね。
そうなりたいですね。
鳥平のささみ焼きも三朝そばの盛のいいもりそばと天麩羅も食べることは出来なくなってしまったけれどいつまでも憶えているしいつまでも好きです。
そうそう、道でばったり奥さんと会ったとき初めて見ました。
お化粧してるの。
今まで働いているところしか見たことなかったですから。
うっすらしていたのかも知れませんが化粧っけは感じませんでした。
今まで長い間一生懸命働いてきたのだからこれからはいろんな事を楽しんでもらいたいなぁなんて考えちゃいました。
「おにいさん、ビール大丈夫?冷えてる?ほら、ウチ、誰も飲まないからわからなくて」
「冷えてますよ。美味しいです」
「ならいいんだけどさ。暑いとさ、やっぱりビールぐらい飲みたくなるもんね」
お世話になりました。
そしてご馳走様でした。
きっと古谷さんも困ってると思います。
ご無沙汰しております。それは残念ですね…。田舎でも大好きの焼き鳥屋さんがなくなり、お寿司屋さんがなくなり、似たような想いです。
最後のくだり、宮田さんの優しさがうかがえますね‥
by 上野 創(はじめ) (2013-04-26 09:07)