暑さ寒さも彼岸まで。 [東郷寺]
「暑さ寒さも彼岸まで」
はおばあちゃんの口癖でしたが、秋のお彼岸も過ぎて、今日は朝から台風18号の上陸のニュースです。
昨日から続いているわけですが、今日なんかも朝から雨すごかったです。
お彼岸、過ぎてもう何日もなりますが、お彼岸の時、テレビのワイドショーで「お彼岸とは何か 」というような特集をやってました。
「お盆とお彼岸の違い」とか。
いろんな事、知りましたが簡単に言いますと、「お盆」はご先祖様が来る。
「お彼岸」はご先祖様のところへ行く。
と言う様な事のようです。
話しは変わりますが、この夏、3本ぐらいテレビの番組に出ました。
ここのところあんまりなかったですが、続く時は続きます。
ひと月で3本でした。
しかし昔の仲間に会うということは嬉しいものです。
話しは戻って、そのお彼岸の中、市場に行きました。
魚を買って雑貨屋さんに寄りました。
場内のこのハカリ屋さんの隣のお店です。
ちょっと雑貨屋さん写ってますね。
キッチンペーパーとか。
ラップ買ったりサラシ買ったり買いやすいんでちょくちょくよります。
魚屋さんと違い雑貨屋さんですからあんまりお店の人と話した事ありません。
いつも品物とってお金渡して帰ってくるだけ。
ところがその日はお店のレジの兄さんに勘定を払っている時声を掛けられました。
もう一人お店の中にいた中年の女性です。
「この前テレビ出てました?」
まあ、当たり前ですが、市場んなかとか、いえ、どこでもそうですが、知ってる人で見た人は「この前、出てたね」とか「見たよ」とか声を掛けてくれます。
ああ、市場ん中だと歩いていると、買ったことないお店の人とか全然知らない人とかにも声掛けられたりします(笑)
「見たよ」とか「頑張ってる?」とか。
「キャプテン」とか。
いやはや。
それでその雑貨屋さんでも、
「ええ、あのラグビーのやつですよね」
と答えましたが、それに対する女性の言葉にびっくりしました。
たいていは「昔見てたよ」みたいな話しになるのですが・・・
「うちね、昔ね、場外で食堂やってたのよ。それでね、お宅のおばあちゃんによく来てもらってたの」
「ああ、そうだったんですか」
「失礼ですけど、おばあちゃん・・・」
「ええ、もう十年ぐらいになりますか・・・亡くなりました。なくなるまで市場来てましたよ。お茶とか海苔買いに」
「そう・・・やっぱり面影あるもんね」
そう言ってその女の人は手のひらを僕に向けました。
テレビに出ますと、三軒茶屋で、都寿司とちゃんと出ますからその人は見てちょくちょく買いに来る僕の事を確信したんですね。
僕は小さい頃何度もおばあちゃんに市場に連れて行ってもらった。
そしてその度一緒にご飯を食べた。
一番憶えているのが、吉野家の隣にあったコーヒースタンド。
カウンターだけの店でトーストとゆで卵を食べた。
そのゆで卵の半熟さが絶妙だった。
ほかにもいろいろ行ったはずだが、ほかはあまり憶えていない。
その他にも行ったお店のひとつだったのだろう。
そのお店におばあちゃんもよく行っていて、そこに孫を連れてきてそれをその女の人が憶えていても不思議ではない。
「そうですか、おばあちゃんよくお世話になってたんですか」
「そうなの、よく来ていただいて・・・」
想像できます。
この女性も若く、忙しく給仕をして。
おばあちゃんと世間話をして。
「おばさん、おばさん」って呼んで。
お彼岸はご先祖様に会いに行くと言っていたけれど、なんだかおばあちゃんが会いに来てくれた気がした。
魚市場に。
来ちゃったよ。
おばあちゃん。
俺、明日行くのに。
お寺さん。
それは、四十年以上前の話から。
市場で、会ったような気がした。
なんだか嬉しかった。
当然ながら前から決まっていたことで、次の日は東郷寺さんへ行った。
お彼岸で人がいっぱいだった。
お線香の香りは、好きです。
方丈氏。
駐車場がいっぱいで、門下の駐車場に停めたときこのようなものに気がつきました。
なぜこのような名前なのかご存知でしょうか?
あの人は今…ですね☆
少しお痩せになられましたか?
by Shinobu (2014-10-06 14:37)
現在府中在住の48才です。
30才までは中河原に住んでいたので、こどもの頃はよく大映テレビに遊びに行きました。
ワクワクして拝見しておりました。
かなしい坂、以下のページを見つけました。ご参考まで。
http://www.kankou-fuchu.com/entry.html?id=40313
by じょーじ (2014-10-21 18:34)
じょーじさんありがとうございました。
なるほどです。
Shinobuさん、残念ながらやせてません(・_・;
by usakichi (2014-10-22 22:24)