拙者、親方と申すは・・・ [お店]
皆さん、申しますように歳を取るごとに年々一年が早く思えます。
毎年行っています初島も今年で何回目になるのでしょう・・・
今年は、初島に渡る前に寄った「小田原 ういろう」のお話し。
火曜、水曜の連休で行く初島、ういろう屋さんは水曜休みなので、行く前でしか寄れません。
ですから行き道に寄ったのですが、常温でも数日もつというので安心しました。
俳優業やアナウンサーなどの仕事に携わっている人は皆さん知っているのですが、そうでない人にはあまりなじみがないと思われるものに「ういろう売り」という文章があります。
滑舌や発声の練習に使う文なんですが、それの元になっているお店です。
昔、学芸会もやった事のない僕がひょんな事からドラマに出る事になり、いきなりこの「ういろう売り」を渡され何度も何度も練習させられました。
ですから忘れないんですね、何十年たっても。
さすがに全文は覚えてないですが、冒頭の何行かは、今でも空で言えます。
それが、タイトルの「拙者、親方と申すは・・・」で始まるわけです。
始めのほうは普通の台詞なんですが途中から言いづらい早口言葉の連続になってきます。
その「ういろう売り」の「ういろう」、もともとは「透頂香(とうちんこう)」という薬でそれを売る人の口上であります。
なぜ、薬からお菓子なのかはお店のホームページを見ていただくとして、「ういろう」について。
僕の周りの人の中では、けっこう「ういろう」好きじゃない人多いです。
なんか、イメージとして名古屋ものだというのが強いみたいです。
僕も子供の頃にテレビコマーシャルでやっていた「青柳」のういろうの宣伝憶えてます。
「白、黒、抹茶、小豆、コーヒー、ゆず、さくら・・・」
ホームページでも語られているとおり、ここが元祖らしいです。
九百年ぐらい歴史あるらしいです。
ちなみに小田原の町走っていて目についたのですが、かまぼこ屋さんの前に出ていたのぼりに「かまぼこ誕生九百年」なんて書いてありました。
かまぼこも歴史長いんですね。
ところで「ういろう」、当主の方は本当に名字が「外郎」さんというのです。
好きになるかはどうかわかりませんが、みなさんが思っている「ういろう」とは別物である事は間違いありません。
もしご存知でなければ、小田原にお寄りの際は是非。
小田原城下「箱根口」バス停前。
ういろう大好き!小田原蒲鉾大好き!
ういろうって見た目羊羹、食感は、ねちっこい葛湯みたいですね(*^◯^*)
by みかぴょん (2016-03-02 08:16)