新しい、本 [本]
昔、本屋さんが好きだった。
人と待ち合わせをして、自分が決める事ができる時は可能な限り場所を本屋さんに指定した。
駅周辺にはたいてい目立つ本屋さんがあった。
待っているのに退屈もしなかった。
人が先に来ている場合その人を見つけるのも好きだった。
ずらっとならんだ本の前にうつむいて瞳を落として立っている姿も好きだった。
「すみません、遅くなっちゃって・・・」
「あ、あ、どうも・・・」
パタンと閉じるその本のタイトル。
(へぇ、こういうのか・・・)
本屋さんは退屈しない。
ふらりと寄るのにちょうどよい。
そんな本屋さんもすっかり行く機会が少なくなった。
インターネットでの買い物が普及した現在、自分は頻繁に使うほうではないが、使わないわけではない。
その中で、最初に利用し始めたのは、やはり本の購入であった。
本は、どこで買っても品質の違いはないし、値段の違いもない。
目的の本がある場合は、店舗に行ってさがすよりインターネットでさがす方が手間はない。
インターネットでの買い物をするようになったのは本が最初であった。
以来ほとんどインターネットで本を買っているのではないか。
注文をしてコンビニで受け取るという方法。
電子書籍というもの出てきていたが、やはり「本」そのものを購入していた。
amazonとかセブン・・・いや、いまはomni7か。
など。
ちなみに、僕は本を読むとき極力本を汚さないよう読む。
カバーは必ずつけるし、折り目もつけない。
当然、書き込みもしない。
ついている紐のしおりも使わない。
買った時にはさまれているページのまま。
話しは元に戻るが、インターネットでの買い物。
amazonでの買い物の時、プライム会員の宣伝がよく出ているが、あまり気にしていなかった。
あまり繁盛に使うわけではないから。
ところがあるサイトでその人は非常にプライム会員になる事を薦めていた。
年間3900円、月々400円弱で受けられるサービスを。
僕はここで初めて電子書籍に興味を持った。
それとビデオにも。
それから多少調べてから、会員登録した。
セールだったので、タブレットとfire TV stickというテレビで配信ビデオを見るための機器も購入した。
結論。
僕はタブレットやスマートフォンで本を読むのは思いのほか抵抗なかった。
本を持ち歩かずその場にある機器でいつでも続きを読めるのはのは便利だった。
紙の本のように汚れや折り目がつくのを気にしなくていいのもよかった。
ビデオもそう。
いつでもどこでも続きから観ることができる。
もともと映画などを途中で止めて観るのが好きではなかったが、これはこれで使い方があると思った。
まだ使い始めたばかりだけれど・・・
ますます本屋さんに行く機会が減るのだろうか。
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