一束三十分 [回想録]
お正月の忙しさも落ち着き休みが近くなる頃、のり巻を数十本巻きます。
タイトルの一束は「いっそく」と読み百を意味します。
今年も一束まではいきませんが、けっこうな数を巻きました。
のり巻とはかんぴょうを巻いたものですね。
たまに雑誌などの記事で昔気質の鮨屋の親方が
「かんぴょう巻なんて言ってほしくないね。のり巻といえばかんぴょうを巻いたものと決まってるんだから」
たいへん気持ちわかります。
僕なんかの父親の世代の人が言っていたような言葉ですから。
僕自身はあまり気にしませんが・・・
なったん・・・さん [回想録]
書こうか書くまいか迷いましたが、ほかの事を書いてもそのことが頭から離れないので書くことにします。
一昨日、今年初めての休みは信じられない電話で朝を迎えました。
僕の子供の頃からの友達、キッズパワーのパパの訃報です。
光陰矢のごとし! [回想録]
ここ、僕が卒業した中学校なんですけど。
鮨屋のすぐ裏にあります。
最近はこの辺は子供が少なくこの校舎の一部は幼稚園としても使われています。
僕が通っていた時代の校長先生は、しばしば挨拶の中で、
「光陰やのごとし」
と言っておられました。
よく話の中に出てきます、お客様で能楽師の粟谷明生さん。
先日リンクを貼らせていただくためブログにお伺いしました。
すると、娘さんの紘子ちゃん・・・さんの記事がありました。
そして、紘子さんのブログのリンクも貼ってありました。
落語家 柳家喬太郎 [回想録]
落語、ちょくちょく聴くんですがそんなには詳しくないのでやはり聞くときには名人と呼ばれた人、有名な噺など生前活躍されていた有名な人の落語を聞くことが多いです。
その人たちの噺だけでもたくさんありますから。
今活躍されている落語家の方の噺はあまり聞きません。
なぜかと言いますと、以前落語の雑誌か何かにおまけでついていたDVDで今の落語家さんが噺しているのを聞いた事が何度かあるのですが、それがまた有名な噺だったこともあってやはり昔の人と比べるとちょっと・・・という感想をもったからです。
それで、食わず嫌いと言いますか・・・聞かず嫌いか・・・
ところが最近あるところで、「柳家喬太郎の錦木検校はいい!今旬の実力者の噺家の話を聞くべきだ!」
という記事を目にしました。
早速購入して聞きました。
結論から言うと、良かったです。
ファンになりました。
柳家喬太郎・・・
実は僕、この方知ってます。
僕の身長とザル [回想録]
今年の春、健康診断で身長を測りましたら177.5センチでした。
確か昔測って一番高かった時が179.0センチでしたからそれから1.5センチ低くなったことになります。
やっぱり背って縮むんですね。
僕は、小学生時代から背が高いほうでほぼ小、中学校で背が伸びた感じでした。
高校に入ってからはあまり伸びませんでした。
夢中で・・・ [回想録]
散歩の途中、花にとまって蜜でも吸っているのでしょうか、蜂を見かけました。
体中に花粉をつけ、まさしく夢中で吸っているように思えました。
僕は蜂のことは詳しくありませんが蜂がこのようにして受粉というのをするのでしょうか。
夢中といえば、僕のおばあちゃんは思えば「夢中で・・・」というのが口癖のうちのひとつだったかも知れません。
なぜか、その一心に花についている「夢中」とも思える蜂を見ておばあちゃんとのひと時を思い出しました。
喫茶ぶんぶん そして 滝沢賢治 後編 [回想録]
果たして、滝沢賢治は6時に登場しました。
と、言うよりやはり僕からしたら山下さんは滝沢賢治というよりも俳優山下真司なんですね。
皆さんは滝沢賢治=山下真司という意識が強いと思いますが。
なんか気取った言い方になりますが、スクールウォーズを撮影している時は思い返して見ますと先輩俳優山下真司が「滝沢賢治」を作り上げていくその背中を見ていたような気がします。
実際俳優としての話をたくさんしてくれましたし、半年間「滝沢賢治」に取り組んでいる山下さんを目の当たりにすることができました。
撮影中は体育会系の撮影でしたけれど、中編でもお話ししましたように山下さんは人間は「熱血」、スタイルは「アメリカン」な人ですから撮影以外のところでは「面白い兄貴」というような感じでした。
その「面白い兄貴」登場です。
喫茶ぶんぶん そして 滝沢賢治 中編 [回想録]
「俺だよ!滝沢賢治だよ」
「・・・!山下さん!?」
思いもよらなかったですが、まさしく山下真司さんの声でした。
「あ、どうも、どうも・・・」
夏休み子供たちでごった返すロビーを抜け入り口の方へ。
「どうしたんですか?」
きっと鳩が豆鉄砲くらった顔というのはその時の僕の顔でしょう。
「どうしたんですかじゃないよ。お前、明日お店やってんだろ?」
「はい、やってますけど・・・」
「明日、行くから」
喫茶ぶんぶん そして 滝沢賢治 前編 [回想録]
スクールウォーズを見ていて下さったお客様にたまに聞かれることがあります。
「新楽はなくなっちゃったけど喫茶ぶんぶんはまだあるのかな?」
梅宮辰夫さん演じる大三郎さんが営む「新楽」は中河原駅前に実在しましたが、今は駅前が大幅に変りなくなってしまいました。
「喫茶ぶんぶん」もやはり中河原駅前にあり大映テレビのロケでよく使わせてもらっていました。
「新楽」は駅をはさんで大映スタジオがあった側、「喫茶ぶんぶん」はその反対側でした。
共に駅から徒歩30秒程のところにありました。
「ずいぶん前、中河原の駅前通ったけど駅の向こう側は行かなかったからわからないなぁ」
昨今テレビ事情 [回想録]
今月のお墓参りの日。
いつものように腰掛け、お庭を眺めながら野中上人とお話し。
「野中さん、テレビ見ましたよ。実物通りのいい男に映ってました」
「きく姫さんとわたしなのにたいしたオチがなくすみません」
「けっこう時間かかったんじゃないですか?」
「それもそうなんですが、東郷寺内で撮影するのにいろいろ制約がありまして。その確認やら何やらでむこうと何回も連絡をやり取りしなければならなくてそれがちょっと手間取りました」
「スクールウォーズの撮影の時もここがロケ現場の日があってびっくりした事あったんですけど、東郷寺さんはロケーションがいいから撮影で使わせてほしいっていうの多いんじゃないですか?」
「そうなんですよ。それで何度か問題があったりして・・・今はドラマの撮影などでは使うことないのですよ」